こんにちわあゆむです!
あゆむ@介護ライター (@ayumuchon) | Twitter
よく、看護師と介護士のが似たような仕事なのに、給料は看護師のほうが高くて不満があるというコメントを見ます。病院で介護士をしている私は、それってちょっと違うのかなと思ったので、簡単にまとめてみました。
今回は急性期病棟の看護師の友人と一緒にブログを作成しています。憶測でお話すると間違いが生まれてしまい嫌なので。
看護師サイド
看護師の役割
看護師→医療面からのケアを行います。看護免許を持ちます。
急性期の看護師がいうに【清潔ケア】
- 皮膚トラブル防止ケア
- 点滴作成・実施
- 医者からの指示受け
- 患者の状態把握
- バイタルサイン測定
- オペの準備
- 退院調整
- 入浴介助
- 食事介助
- おむつ交換
など多岐に渡ります。様々な部署で勤務します。
看護師として働いて大変だなと思うことは
重症患者の管理や、日々進歩する医療への勉強。勤務する部署が変わってしまうと、使用する薬も変わってしまうのでまた一から覚えなおさなくてはいけません。また、命にかかわることなのでミスは許されないお仕事です。
看護師がいうに
「医者が間違っても看護師の責任」「薬剤師の指示が間違っていても看護師責任」「日々変わる患者の情報収集」だそうです。通常の業務に加えてそれらの重圧もかかってきます。
大変なお仕事ですがその分、終末期の患者を看護して軽快退院されると喜びを感じます。元気になって帰っていくのを見送るのはとっても嬉しいです。
ちなみに私の勤務する、ターミナル・療養型の病院で行う看護師の仕事は
- バイタルサインの測定
- 経管栄養や点滴の管理
などが主です。
看護師になるために
- 高校で公衆衛生で准看護師の資格をとり、短大や専門学校で正看護師の資格を取るか
- 専門学校、大学で看護師の資格を得る
必要があります。
介護士サイド
介護士の役割
一方介護士仕事は生活面からのケアです、三大介護と呼ばれる
- おむつ交換
- 食事介助
- 入浴介助
が主になります。ほとんどがこの業務で終わります。デイサービスや老人ホームではレクリエーションを行うこともあります。
介護士は特別に学校をでなくてもいいので、高卒でも勤務することができます。実際に私は大学を中退したので、高卒ですし。ただ、利用者・患者に触れるには介護福祉士などの資格が必要です。
勤務している病院にもよりけりですが、私は介護士のほうが肉体的な負担は大きい思っています。おむつ交換や入浴の介助は体を使いますからね。
ちなみに、
介護福祉士になるためには
- 高校の福祉科や大学で学び、国家試験を受ける
- 実務経験を3年積んだのちに研修を受けて国家試験を受ける
の2点になります。
介護士の私からみて、看護師のほうが直接命にかかわる仕事をしてます。だから責任は重いです。
介護士としてのやりがい
病院で働いているので、やっぱり元気に退院してくれるととっても嬉しいです!「お元気で」「お大事に」「もう戻ってきちゃだめだよ」と笑いながら話してるとうれしいです。ちょっぴりさみしくなりますけどね。
共通していることは
対人支援をすることですね。
- 相手の立場で考える
- 「多分○○でした」通用しないのでyes、noをはっきりいうこと
- 相手に思いやる気持ち
- なにも言われても揺るがないタフな精神
- たくさん動いても不調にならない体力
などが必要になります。
まとめ
現場からは以上です。
看護師と介護士の違いをまとめてみました。
- 看護師は医療職種で医療面からケアをしていく
- 介護士は福祉職で生活支援を行ってきます
これらの違いがあります。
ぜひ、これから目指す人たちのお役に立てたらいいです。